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文沢 元雄; 亀田 晃之*; 中川 隆志*; Wu, W.*; 吉川 榮和*
Nuclear Technology, 141(1), p.78 - 87, 2003/01
被引用回数:5 パーセンタイル:36.77(Nuclear Science & Technology)原子炉運転制御盤の操作性の改善を図るため、運転員の行動様式に着目した、客観的データを検討することは重要である。原子炉運転員のヒューマンエラーを左右する主要なファクター(客観的データ)の1つにワークロードがある。ワークロードは運転員の身体的,精神的な負担の指標であり、本研究ではワークロードとして、移動距離,タスク実行時間,記憶量などを扱う。ワークロードの低減を図るには、原子炉制御盤(Human Machine Interfaces: HMI)を操作する運転員のワークロードを定量的並びに正確に評価する必要がある。本研究では、複数運転員(運転クルー)が操作する原子炉プラントのHMI設計を対象に、反復設計を効率的に実施するための計算機システム,SEAMAID(Simulation-based Evaluation and Analysis support system for MAn-machine Interface Design)を開発した。すなわち、HMI設計をワークロードという指標により評価するためのシステム開発を行った。併せて、CRT(記録計の監視可能なモニター)を旧来の制御盤に導入することで、運転員のワークロード(移動距離,視点移動距離など)がどの程度低減できる制御盤設計が可能であるかを検討した。
吉澤 厚文*; 國頭 晋*; 大場 恭子; 北村 正晴*
no journal, ,
2011年3月11日に発生した東日本大震災により、15:40全交流電源喪失となった福島第一原子力発電所5号機は、9日後の同20日14:30冷温停止を達成した。本稿では、この5号機の冷温停止までの過程を、現場で事故対応をした人々の行動に着目して振り返りを行った。具体的には、レジリエンスエンジニアリング手法を参照し、そのコア能力の一つであるRespondingが5号機の冷温停止までの過程のなかでどのように発揮されていたのかを分析し、冷温停止を可能とした重要項目の抽出を試みたものである。
大場 恭子; 吉澤 厚文*; 北村 正晴*
no journal, ,
原子力発電所の緊急時対応は、問題の発生している号機への対応のみならず、外部への情報提供など様々なタスク処理を行う必要がある。本研究は、緊急時に複数のタスク処理を行う現場の負荷の低減を目指し、福島第一原子力発電所事故(以下、1F事故)の3号機の原子炉注水停止から海水注入による注水の回復までの現場の負荷を分析した。
大場 恭子; 吉澤 厚文*; 北村 正晴*
no journal, ,
本研究の目的は、福島第一原子力発電所事故における現地対策本部を中心とする関係者の対応を明らかにし、そこから導出される教訓を、緊急時対応力向上施策に反映することである。その目的を達成するため、東京電力の関係組織を繋いだ貴重な一次情報であるテレビ会議システムの発話データ記録を、レジリエンスエンジニアリング(RE)のコア4能力やワークロードの構成要素に整理し、さらに定量的な評価を可能にするデータベース作成を試みた。本発表では、その作成の考え方及び結果について報告する。
大場 恭子; 吉澤 厚文*; 北村 正晴*
no journal, ,
福島第一原子力発電所における事故対応のワークロードに関する分析によって明らかになった「ストレス管理」の対策を目的に、他産業の緊急時対応を行う組織が、現場の人員のストレス管理をどのように考え、どのような対応を行っているかを調査し、原子力発電所での対策を考察した。